裏側の世界

刺し子の中でも特に「一目刺し」は、裏の模様もとっても面白いのです。


一目刺しとは、
一方方向に段階的に刺すと模様が浮かぶ刺し方のこと。
例えば、一目刺しで代表的な「十字花刺し」では、まず全面に縦方向を、次に全面に横方向を、最後は全面に斜め方向を刺すと、最終的に花の模様が浮かび上がります。
十字花刺し

出来上がるまでに様々なステップを踏まないと模様が完成されないため、複雑な模様ほど時間も手間も糸も必要になります。

こんな私でも、刺し子を始めた当初は、なかなか仕上がらない一目刺しにもどかしさを感じ、途中で挫折することもありました。

今では、アイデア次第で様々な模様を生み出せる一目刺しに魅了され、私の作品のほとんどはこの一目刺しです。


そして、一目刺しの特徴の一つに、"裏面の模様の面白さ"も挙げられます。
段階的に刺していくため、本人も予期せぬ幾何学模様が徐々に裏に出てくる楽しみは、長い時間をかけて刺し子した人の特権なのです!


これまで、販売ページ以外で裏面を公開することは少なかったのですが、
今回、この裏面の面白さも伝えたくて、いくつかピックアップしたものをご紹介いたします。

もう一つ、
写真を見てお分かりかと思いますが、私は「玉留め」をする派なのです。

玉留めをせず裏面も美しく仕上げる方法も様々にあるかと思いますが、私はこの玉留めが愛おしいのです。
ミシンでは玉留めは絶対に現れません。

玉留めは手作りの証しなのです!



所々にポチポチと主張する玉留めを、指先で撫でながら愛でる。
ほぼ変態ですが(笑、
お買い上げいただいた方、刺し子を楽しんでいらっしゃる方には、こんな裏面にもぜひ愛着を持って欲しいなと思っています。



2019.3.1(FRI)
AYUFISH int.

AYUFISH int.

Textile design by sashiko 刺し子によるテキスタイルデザイン

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